縮毛矯正と歩んできた日々

 私は極度のくせ毛です。http://www.weeatart.com/

 天然パーマ可愛い、羨ましい、などと褒めてもらえていたのは幼児期だけ。中学校にあがる頃には、ひたすら横に広がるボリュームたっぷりの髪をぎちぎちの三編みにして(前髪も作ったところでライオンのたてがみのようになるので作れずオデコ丸出しのまま)なんとか抑え込んでいました。

 髪型は印象の大部分を占める、と学んだのは中学校でです。外見を理由に笑われたり、嫌がらせをされるようにもなりました。

 中学校卒業の頃、縮毛矯正に出会いました。昔はいまほど技術がすすんでおらず、きつい匂いの薬を長時間塗布して、何時間もかけて一房ずつ髪を真っ直ぐにしていきます。お金もかかるしなにより六時間以上座りっぱなし。それでも、外見で笑われたくない、という強い思いで耐えていました。

 それからもう二十年以上がすぎました。いまでも縮毛矯正は手放せません。ひとまえに出られる容姿にするには、数ヶ月に一回はかけてもらわないといけない……というほどまでは思い詰めてはいませんが、やっぱりストレートの髪のほうが見た目もマシだしずっと楽です。

 いままでで費やした金額と時間を思うとゾッとしますが、かといって、縮毛矯正のない生活は考えられません。高校にあがってからは、少なくとも外見を無遠慮に笑われるようなことはなくなりました。

 私のくせ毛は、母親からの遺伝です。髪質だけではなく、顔から性格まですべてそっくり。

 去年うまれた我が子の髪は、重力に逆らってくりんくりんです。私もきっとそうだったのでしょう。でもそこもまた可愛くてたまらないです。私は散々悩んだけれど、息子にはそれも個性だよ、あなたはとっても可愛いよ、と伝えていきたいと思っています。